中級講座(18回目)
今回は「モール」という金属でできた型に入れて成型する型吹きの技法を学びました。
モールには様々な種類があって、用途も異なります。
今回、講座生さん達には未来館で最も使用頻度の高い
縦線の形がつくモールを使用してもらいます。(写真手前)
西川慎先生のデモンストレーションが始まりました!
二回巻きをした後、濡れた新聞紙(紙リン)で形を整えて型に入る大きさかチェックをします。
後で型の中でガラスを膨らませるので、少し余裕が残る程度にしておきます。
ちょうど良いサイズになったら、よく温めて一度竿を上向きにします。(写真左)
そして、今度は竿を真下に向け型の中に入れ、
様子を見ながら2~3回に分けて息を吹き込みます。(写真右)
型の中のガラスの様子です。
ギザギザの型に沿って、ガラスが膨らむ様子が見えます。
型から取り出すと、ギザギザの模様が付いたガラスになっています。
ガラスにおうとつがついた事で、竿を回すとガラスに当たった光が乱反射して
きらきら輝きます。これには講座生さんも驚いていました。
型から取り出した後は、外側から力を加えてしまうとせっかく付いたおうとつが
消えてしまうので、紙リンで形を整えることができません。
ガラスの先端にエアーを当てて適度に冷まし、膨らましすぎを防ぎます。
形を整えポンテをとって、口元を広げると・・・
ボウルの完成です!
模様は温めすぎたりしてもガラスに馴染んでとれてしまいます。
先生のボウルは、底に型の模様がくっきり残っていますね。さすがです!
では、講座生の皆さんもモールにチャレンジです。
型に入れる前のガラスの形は、
少し長めで底にガラスをため過ぎないことがポイントです!
皆さんできるでしょうか・・・
おーーーー!素晴らしい出来栄えです☆
形も模様もばっちりですね!
同じボウルでも講座生さんによって形が違うのがまた良いですね。
残すところ、あと2回で中級講座が終わります。
上級講座まであと少し!この順調な勢いで来週も頑張りましょう☆
また、初級講座生の募集は9月末が締切です。
まだまだ受付中ですので、興味をもたれた方は是非ご見学にいらして下さい。
詳しくはこちらをご覧ください。(M)