吹きガラス初級講座⑤「加工」 (10期生 11月9日)
前回、竿からガラスを切り離すための「くくり」を勉強しました。
今回は、くくりに水を付けて、竿から切り離すまでの工程を習います。
作品が完成したら、ピンサーで水をすくい上げます。
ピンサーの内側には、浅い溝があって少量の水がすくえるつくりになっています。
すくった水を作品本体にかけないように、注意しながらくくり部分に付けます。
熱いガラスに冷たい水が付くことで
そこだけにヒビが入って、軽く衝撃を与えるだけで
竿から作品が切り離せるようになります。
講座生さんも実践してみます☆
作品本体に水が付くと、割れてしまうかもしれないので要注意です!
池本美和先生から、「ここです!」と水を付けるポイントを教えて頂きます。
制作が終わったら、今回から「加工」も行います。
徐冷炉から出てきたばかりの作品は、底が平らではないため自立できません。
作品を自立させるには、必ず底を削って磨く、加工が必要になります。
まずは加工機の説明を、西川慎先生から教わります☆
加工中は、作品がまっすぐに立っているか確認するために、回転台に乗せます。
#100番手から削り始めて、#240番手→#500番手→パミス→セリウム
の工程を経て、ガラスはつるつるに磨かれます☆
加工を始める前の作品と見比べると、違いは歴然です!
講座生さんも実践してみましょう♪
最初は先生方と一緒にガラスを削ります。
加工機に直接指が当たらないように、気を付けてくださいね!!
回転台の中心に作品を乗せて、回しながらぐらつきがないか確認します。
板ガラスの上に#500番手の砂と、洗剤水を混ぜて作品の底を磨ります。
正しく磨れている時は、「ショリショリ・・・」と心地よい音が聴こえます。
パミス(左)→セリウム(右)の工程を経て・・・
初めての加工、終了です☆
皆様、西川慎先生の説明をこまめにメモされ、
加工も丁寧に行ってくださいました♪
ご自身で、制作から加工まで行われると、作品により愛着が湧きますね!(^^)!
今後は、「磨く」以外の加工もご紹介していきますよ☆ (M)