吹きガラス初級講座④「くくり」 (10期生 10月26日)
今回は竿からガラスを切り離す際に必要な「くくり」を行います。
はし(ジャック)という道具を使ってガラスの竿に近い部分を
細くしていき、最後に水を付けて竿から切り離します。
これまでベンチの出入りやガラスを巻いて紙りんをかけていましたが、
いよいよ作品を仕上げるところまで進んで来ました。
姿勢がいいので、ガラスにも無理なく力が伝わっています。
10期生の皆様は、静かなる闘志が湧いているとても熱心な方ばかりで、
下の写真のように、他の方が制作しているときに
手元を見ては「あそこはこうで…」とご自分でも手を動かしていました。
この「よく見る」ということと、実際に自分がやっているつもりで
イメージトレーニングを行うことはとても大切なんですよ。
最後は、いつものように次回の説明で締めくくります。
次回はくくったガラスの細い部分に水を付けて、
徐冷炉に入れるために竿を叩いてガラスを切り離します。
また新しい動きですが、少しずつ出来ることを増やして行っているので
無理なく皆さんが上達しているのが分かります。
もう少ししたら「吹く」作業も入りより一層吹きガラスらしい
工程になります。お楽しみに! (S)