初級講座(7回目)のレポートです。
まずは、前回制作した『雪だるま』!!
左側が、これまでに制作した卵型のペーパーウエイトです。
そして右側が先週の雪だるまです。
”くくり” の作業が出来るようになるだけで、制作の幅が広がりました!
この雪だるまを、今週は更に加工で素敵にバージョンアップさせます。
このブログの後半で紹介していますのでお楽しみに♪
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今回の講座では、10月に初級講座が始まってから初めての
「ガラスを吹いてふくらませる」作業を行いました。
これまでは穴の開いていない竿にガラスを巻き取って卵型のペーパーウエイトを制作していましたが、
今回は竿を穴のあいた「ブローパイプ(吹き竿)」に変えて作業をしていきます。
まずはいつものように西川慎先生のデモがありました。
ベンチに座りながら息を入れる方法と、ベンチの外から息を入れる方法を教わり、早速皆さんの番です!
まずは、ベンチの中から…。
息を入れて、小さな玉を作っています。
風船と同じで、最初の一息が少し大変ですが、
一度息が入ればあとは割りと楽に大きくすることができます。
続いて、ベンチの外から…。
ガラスをきれいに吹いて大きくしていくには、
竿を回してガラスが垂れないようにする必要があります。
初めての作業をする上、ガラスが柔らかくないと吹いて大きくできないので
最初はぎこちない様子でしたが、だんだん慣れて体がスムーズに動いていました。さすが!
アシスタントの作業にも慣れてきました。
”くくり” を入れている右手が熱くなるのでパドル(木製の板)で熱を遮っています。
アシスタントをすることで、作業を間近に見られるので、たくさんの発見があるんですよ☆
今回は、息を入れて大きな玉を作ったあと ”くくり” を入れて徐冷炉に入れました。
来週は底を平らにしてから ”ポンテ” を取り、口を開いて器を制作します。
西川慎先生が床に絵を描いて説明をしていたのですが、
「え~~~!一気にこんなにやることが増えるの!」
と講座生さんたちが苦笑いしている所を激写。
そうは言っていても、来年の3月の初級講座修了時にはこのことが
懐かしく思えるくらい、もっといろいろなことを学んでいると思いますよ♪
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さて、ブログの最初にお知らせした加工のお話ですが…
今回新たに学んだのは、高圧の砂を吹き付けガラスの表面を削って
”すりガラス” にする、サンドブラストの技法です。
皆さんにはガラスにシールやテープを貼ってデザインをしていただきました。
いつもはガラスを削ったり磨いたりする加工室ですが、今日は少し雰囲気が違いますね。
(左)雪だるまペーパーウエイトの目や口の部分にシールが貼ってあります。
(右)機械の中で砂を当てているところです。どんどんガラスが削れていきますよ~。
(左)機械から取り出したところ。透明の部分がなくなって全体がすりガラスになりました!
(中)目や口のシールを剥がしているところです。どんな風になるのでしょう???
(右)完成!シールを貼っていた部分は、ガラスが透明のまま残っています。
ほかの講座生さんの作品も見てみましょう♪
左右を見比べて見てください。
シールやテープを貼るというだけでも、これだけ個性豊かな仕上がりになりました。
初級講座では色ガラスを使わず透明のガラスで作品制作をするので、
この後の作品にもサンドブラストで模様を付けると変化があって楽しめますね。
最後に完成した作品を持って記念撮影!
とてもいい写真が撮れました。
次回はいよいよ口を開いて器を製作します。
一気に難しくなるようですが、ペーパーウエイトで基礎を付けた皆さんならば大丈夫!
がんばりましょうね~~~♪♪ (S)