吹きガラス講座」カテゴリーアーカイブ

初級講座(4回目)

 初級講座(4回目)

今回は紙リン(濡らした新聞紙)の使い方を学ぶ為に、

再度ペーパーウェイト制作を行いました。

紙リンは、ガラスの形を整える上で無くてはならない、大切な道具です。

基本的な使い方を覚えることで、ガラス成形の技術が向上します。

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形を整える時は竿元から先端へ、少しずつ確実に行うことが重要です。

講座の回を増すごとに、ガラスが大きくなっています・・・

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そして今回は新しい泡の入れ方も教わりましたよ。

いつもは下玉のガラスに重層をふりかけて泡を作ります。

今回はピンサーでつついて、下玉にわざとへこみをつくります。

この状態でもう一層ガラスを巻くと、へこんだ部分が泡になります。

 新しい技法を教わりさっそくチャレンジ!

 

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ガラスにくくりを入れるのは、西川慎先生にお任せします。

次回から、講座生さんも始めるので見つめる眼差しが真剣です。

 

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池本美和先生のベンチでもくくっていますよ。

でかい!!

 

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完成ですよ~!!

立派な卵型のペーパーウェイトです☆

 

そして、さらに今回講座生さんが新しく学んだことは・・・

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アシスタントです!

紙リンをかけていると、ガラスにあたる面の新聞が焼けて煙が発生します。

この煙が目に染みるので、アシスタントはエアーで煙を飛ばします。(写真左)

 

もう一つ大事な仕事は、使った紙リンに水分を与えることです。

ずっと同じ紙リンを使っていると、ガラスの熱を吸収して熱く

なってくるので、紙リンをまるごとバケツの水の中に入れて水分を

与えると共に、冷ますことも必要です。(写真右)

 

今回の講座はここまでです。

次回は、ガラスにくびれをつくる「くくり」の作業と、加工を行いますよ☆(M)

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

(おまけ)

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加工待ちの卵たちがこんなに。

初級講座(3回目)

 

初級講座(3回目)

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今回は、一人で竿を回しながらガラスの形を整える練習をしました。

前回学んだ竿の持ち方とベンチへの入り方をふまえて、

いよいよガラスを巻いて実践です。

 

始めに西川慎先生から紙リンの使い方の説明がありました。

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紙リンとは新聞紙を折り曲げて水をたっぷり含ませたガラス制作用の道具で、

この道具を使ってガラスの形を整える事が基本の作業となります。

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手の位置は竿に対して真っ直ぐ向けて、

後からゆっくりと肘を外へ出して斜めに紙リンを当てていきます。

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紙リンが当たる角度を変えることで、ガラスの形を卵型に整えていきます。

右手は紙リンで形を変える作業を行い、左手は竿を回していきます。

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こちらが、今回目標とするガラスの形です。

この形が吹きガラス制作での基本の形となります。

 

講座生の皆さんは、動きの真似をしたり見やすい位置に動いたりと

西川慎先生のデモを熱心に見られていました。

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先生は簡単にこの作業を行っているのですが、

右手と左手が違う作業で慣れない動きをするので始めとても難しい作業となります。

さて、講座生の皆さんはどうでしょうか…

 

いよいよ本番です!!

 

まず始めにガラスを巻いていない状態で

先週の覚えた竿の持ち方とベンチへの入り方を復習し、

今日から新しく使う紙リンの使い方をイメージしながら練習しました。

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このイメージトレーニングが大切で2、3回繰り返して体を慣らしていきます。

左右違う動きなので始めはぎこちない感じでしたが、

何回か繰り返すうちに肩の力がぬけて

少しずつ左右別々の動きができる様になられていました。

 

動きに慣れてきたらいよいよ、ガラスを巻き取っていきます!

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まずは、ガラスを巻いて…

 

紙リンでガラスの形を卵型に変えていきます。

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右手は紙リンを持ってガラスの形を変えて、左手は竿を回す…

先生やスタッフが何度も声をかけながら、

講座生の皆さんはそれをイメージしながら動きを覚えていきました。

練習を繰り返す内に一人でこの作業が出きる様になられていました。

今年の講座生さんも素晴らしい!皆さん優秀です!

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皆さん勉強熱心で先生に質問したり、

何か学ぼうと真剣に先生のデモを見られていました。

この姿勢がガラス制作を学ぶ上でとても大切なので、

これからもこの調子で頑張っていきましょう。

 

来週はガラスを削って磨く加工の作業も始まると思いますので

皆さんお楽しみに♪

 

                                  ( N )

初級講座(2回目)

初級講座(2回目)

今回は、吹きガラスで使う竿の持ち方と、ベンチ(作業台)の入り方を学んだ後、

実際にガラスを巻いて制作もする、盛りだくさんの内容をお伝えします。

 

まず竿の持ち方です。

初めはガラスが付いていない状態から練習を始めます。

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まずパイプウォーマーという、予め竿を温めておく場所から竿を取ります。

左手は竿の中心を持って安定させます。

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今はガラスが竿の先にガラスがついていませんが、

ガラスが付いているものと考えて竿は常にくるくると回します。

 

次はベンチ(作業台)に入る練習です。

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竿が長いので、ベンチの出入りは少し工夫が必要なのです!

竿先をベンチの端に乗せ、扉を開けるようにベンチの中に入ります。

 

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ベンチに入ったら、紙リン(濡れた新聞紙)を使ってガラスを整える練習です。

竿の動きを止めると、ガラスが垂れてしまうので、竿は前に後ろに回し続けます。

 

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ベンチの作業が済んだら、また扉を開けるようにして外にでます。

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ガラスは外気に触れると冷めてしまうのはもちろん、

道具で触っても冷めてしまうので、ベンチの向かい側にある

グローリーホール(ガラスを温め直す場所)に入って、熱を戻す必要があります。

作業中は、ベンチとグローリーホールの往復が基本になりますので、

ガラスを巻いていない状態で何度も練習を繰り返します。

 

さて、いよいよガラスを巻きますよー!

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本番の前に、ガラスを巻き取る様子をシュミレーションでご覧いただきます。

手前が窯の内部です。

水が入ったバケツが、ガラスが熔けているポットのイメージです。

穴の開いたフタのヘリに竿を置いて安定させてから、ガラスの液面まで竿を入れます。

竿がガラスの液面に付いたら、一回転以上回してガラスをすくい取ります。

イメージとしては、はちみつが竿先にまとわり付いてくるような状態です。

 

さて、しくみが理解できましたら、いよいよ本番!

今回はたまご型のペーパーウェイトを作ります。

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ガラスを一回だけ巻いた状態です。

この後、作る大きさに合わせて巻く回数を増やしていきます。

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これは三回目を巻いた時です。

ガラスを巻いた分だけ、竿は重くなりますので熱さと重さとの勝負!!

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ガラスを巻いた後はパイプクーラーを使って

熱くなった竿を十分に冷まします。

1200度の窯の中に金属の竿を入れているので、

少しの時間でも窯に入れれば、素手で持てないくらい熱を吸収して熱くなる訳です。

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三回目を巻いて、紙リンで形を整えています。

最初は緊張して顔がこわばってしまう方が多いのですが、

この講座生さんは良い表情ですね~☆

このあと、ペーパーウェイトを除冷炉の中に入れて完成です!

一日かけてゆっくりとガラスを冷まして、次週は作品がまっすぐ立つように

底を平らにする加工を行います。

次回は加工の様子をレポートします。

・ ・ ・ ・ ・

今回の講座はここまでです。

来週も、ベンチの出入りと竿の持ち方の練習は継続して行います。

何回も練習すれば、体が覚えていきますよ!

ガラスを触る時間を少しずつ増やして、暑さにも慣れていきましょうね。

来週も頑張りましょう☆ (M)

第7期 吹きガラス初級講座がスタートしました

10月9日の土曜日に、第7期 吹きガラス初級講座がスタートしました!

 

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まずは、講座生の皆様とスタッフの自己紹介から。

講座を受講するきっかけやこれからの抱負など、いろいろなお話を伺うことができました。

 

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そして、講座といえばコレ!「Myノート」です。

吹きガラス講座のためのノートを作っていただき、

先生の言葉や、道具の名前、作業の工程などをメモしていきます。

最初のうちは良く分からない用語や作業工程も、

半年後や一年後に読み返してみると納得できることがたくさんあります。

気になることをどんどんメモして、これから役立ててくださいね。

 

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まずは、ホールに展示している6期生の皆様の初級講座時代の作品を見学、

そして、ホットショップやコールドショップという施設の説明、道具の説明などを行いました。

 

さて、いよいよ熔けたガラスの熱さを体験します!

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溶解炉の扉を開け、実際にガラスが熔けている所を見ています。

吹きガラスでは、ガラスを1200度で熔かしています。

扉を開けるだけでもすごい熱気!!思わず体がのけぞってしまいますね。

 

今回は見るだけでしたが、次回以降は実際にガラスを巻き取る作業を練習していきます。

7期生の皆さま、心の準備をしておいてくださいね。

 

続いて、熔けたガラスのやわらかさを体験します。

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スタッフがガラスを巻き、池本美和先生がベンチで竿を回します。

竿の先端にあるガラスを、ガラス用のハサミで切ったり、ピンセットでつまんだりするのですが…

思った以上にガラスがやわらかい!!

 

つまんでいるうちにガラスが垂れてきたり、

長く伸びすぎてしまったりと、はじめのうちは悪戦苦闘の様子でしたが、

普段は知ることの出来ないガラスのやわらかさに触れ、

だんだん皆さんの表情も和らいできました。

とってもいい表情の写真が撮れましたよ♪

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全員が2回ずつガラスを切ったりつまんだりした後、

西川慎先生によるデモンストレーションがありました。

カメラを手にシャッターチャンスを狙う女性陣!!!

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さて、いったい何を作っているのでしょうか??

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だいぶ形が見えてきました…

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実は、ガラスで出来た「馬」を作っていました。

ガラスがやわらかい内に作業しないといけないので、

かなり素早い動きでしたが、いい写真が撮れたでしょうか?

 

吹きガラス講座は、今回が7期目となりますが、

講座初日から講座生の方がカメラを持ってこられたのはこれが初めてです!

デモンストレーション中のガラスの形の変化を撮影したり、

吹いている自分の姿を撮影してもらったり、これから色々と役に立ちそうですね。

 

吹きガラス初級講座 第7期生の皆さま、これから半年間よろしくおねがいします。  (S)

吹きガラス初級講座 締切間近です!

吹きガラス初級講座 締切間近です!

先日からお知らせしております吹きガラス初級講座7期生の募集ですが、

9月30日(木)が申し込みの締め切り日(消印有効)です。

 

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吹きガラスは、ホットショップという熔けたガラスを扱う部屋での作業になります。

慣れない作業や高温の場所での作業で

初めての方の体に負担をかけないよう、

吹きガラス講座のスタートは毎年気温の落ち着く秋からとなっています。

吹きガラス講座に申し込みが出来るのは、年に一度きり!

芸術・文化の秋に習い事を始めてみたいという方は、

ぜひ吹きガラス講座を受講して、グラスやお皿を自分で制作してみませんか。

 

講師の先生は、M.Mグラススタジオの西川慎先生と池本美和先生です。

 東京のサントリー美術館エントランスのオブジェを始め、

様々な施設に作品が収蔵されている、

現在活躍中のガラス造形作家のお二人から直接指導を受ける事ができます。

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 新しい技法を学ぶ時は、先生によるデモンストレーションがあります。

みなさんかぶりつくように一生懸命見学をしています。

カメラを片手に記録を残す方も!

 

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加工が学べるのも、きららガラス未来館の吹きガラス講座の特徴です。

制作した作品の底を削ったり、磨いたりすることで、作品をまっすぐ立たせることができます。

また、自分で吹いて作った器にサンドブラストで模様を掘り込むことも出来ます。

 

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完成記念に写真を撮らせていただきました。ご家庭でも大活躍だそうです♪

 

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吹きガラス初級講座は10月から翌年3月までの半年間。

全20回の工程を経て、ひとりでグラスを作ることが出来るようになるのが目標です。

うまくいって笑顔で帰る日も、納得できずに考えながら帰る日もあると思いますが、

「ガラスって楽しい!」

という気持ちが講座生の皆様の中でどんどん大きくなっていくのが、

見ていて本当に伝わってきます。

 

初めての方を対象にしているので、「できるかな?」と不安に思う方もご安心ください。

毎回少しずつできることを増やしていきながら、ステップアップしていきます。

 

第7期生吹きガラス初級講座の募集についてより詳しい内容は、

詳しくは「吹きガラス初級講座生募集のお知らせ」をご覧ください。

お申込は往復はがきにて、申し込みの締切は、9月30日(消印有効)です。

 

事前にご質問がある場合はお気軽にお電話にてお問い合わせください。

きららガラス未来館TEL:0836-88-0064

ご夫婦でのお申込も大歓迎です! (S)

 

中級講座(20回目) 修了式

 

中級講座(20回目)

今日は最後の中級講座で、修了式を行いました。

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吹きガラス講座第6期生の皆さんは、

今年の春から中級講座を受講され半年間で吹きガラスを学びました。

いよいよ今日で講座修了です☆

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まずは、館長より修了証書の授与が行われました。

この証書は、きららガラス未来館で半年間(全20回)の中級講座を受けた成果となります。

初級講座修了証書と合わせて、大切に保管してくださいね♪

修了証書授与式の後には、

講座生さんと先生、未来館スタッフで講座を振り返ってお話ししました。

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「とても充実した一年間でした✧」 「周りの成長を見ながら、自分も成長することが出来た。」

 「とにかく、ものを作るという事が楽しかったです♪」

と、皆さんのお気持ちを聞くことができて、嬉しかったです。

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修了式の最後は、講座生さんお待ちかね、先生の“デモ作品”プレゼント♪

講座では新しい技法を紹介するたびに、

西川慎先生や池本美和先生がデモンストレーションを行います。

その時のデモ作品を毎回、講座修了の時にお渡ししています。

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取り合いにならない様に、今回は“じゃんけん”で順番を決めました。

皆さん、楽しそうにじっくりと作品を見ながら選ばれてました。

お目当ての作品はゲットできたのでしょうか?

 

さて、式を終えていよいよ中級最後の制作が始まりました✧

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今まで中級講座で学んだ技法を踏まえて、

前回課題の取っ手付きのグラスや、鮮やかな緑と白のライン模様の一輪挿し、

片口の大きなピッチャーなどお好きな作品を制作されました。

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講座最後ということで、

皆さん一つ一つ丁寧に作業し、楽しみながら制作されていました。

いつもより更に素敵な作品に仕上がっていましたよ✧

 

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吹きガラス講座第6期生の皆さん、中級講座修了おめでとうございます✧

そして、お疲れ様でした!!

皆さんは勉強熱心で、講座を重ねる度に上手になられていました。

これから上級講座へと進みますが、その熱意でご自分の制作に励んで下さい。

これからの皆さんの作品を楽しみにしています。

 

 

 吹きガラス初級講座生募集中!!

 前回のブログでもお知らせいたしましたが、この吹きガラス講座は

初級・中級・上級と3コースあり、毎年、秋から初級講座を募集しています。

今年の募集は今月末で締め切りますので、講座にご興味のある方は是非、ご応募下さい。

初級講座募集締め切り:9月30日(木) ※消印有効

詳しくは“吹きガラス初級講座のお知らせ”をご覧ください。

 

                               (  N  )

 

中級講座(19回目)

中級講座(19回目)

今回は取っ手を付けたグラスにチャレンジです。

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西川慎先生によるデモンストレーションです。 

取っ手がつく形は、取っ手自体に重さがあってバランスが悪くなってしまうので

底は安定した形でしっかりと立つようにします。

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口切り(中級講座15~17回目参照)をして、グラスの口元を薄くします。

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本体が完成したら、アシスタントにビット(ガラスの種)を

持ってきてもらい、取っ手を付けたい部分にしっかりとくっつけます。

くっつけたビットは、少し伸ばしてハサミを使って切ります。

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その後、ビットが付いている面をすぐ下に向けてピンサー(吹きガラスの道具)を

使ってビットを挟んで、しっかりくっつけます。

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取っ手の形を整えたら、完成です!

 

さぁ、講座生さんも挑戦していきましょう!

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グラスの口切りをして、まず本体を完成させたら・・・

 

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ビットをしっかり付けて・・・                           ハサミで切り、

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ピンサーでビットを挟んで、しっかりくっつける!

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取っ手の形を整えたら、

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完成です☆

 ・・・・・・・・・・・

次回はいよいよ中級講座20回目を迎え、皆様が中級講座生として

講座を受けるのは、最後になります。

次回は自由制作ですので、どんな作品が出来上がってくるか楽しみです☆

涼しくなってきたので、快適な環境で吹きガラスを楽しみましょう!(M)

吹きガラス初級講座生募集中! ~③~

吹きガラス初級講座生募集中! ~③~

今回は、現在中級講座を受講されている皆様の初級講座時代を

振り返り、初級講座でどういったことを学ぶのかを紹介します。

 

約一年前、昨年の10月に初級講座6期生が集まり、

1回目の初級講座が行われました。

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皆さん、吹きガラスをされるのがほとんど初めての方達なので

まず設備の説明と、道具の説明を聞いています。

メモをとる真剣な表情は今も変わりませんが、皆さんの距離間が

今より他人行儀な感じです。

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その後、作業台(ベンチ)に入る方法を教わります。

竿がとても長いので、出入りが慣れない頃はとまどうかもしれません。

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竿を回す練習は、最初はガラスを巻いていない状態から始めます。

右手と左手が別々の動きをするので、初めての頃は難しいかもしれませんが、

徐々に慣れるので安心して下さい。

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講座を重ねると、こんな余裕の表情もでてきます☆

 

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講座の1回目で、ガラスの熱さと柔らかさを体感して頂きます。

竿に巻いたガラスを道具を使って、つまんだり、切ったりしてみます。

初めての経験に講座生さんから歓声が沸きました。

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また、吹きガラス講座では、制作するだけではなく作品の加工も教わることができます。

制作した作品は、仕上がった直後は大変熱く一日かけて冷ますため、

当日は持ち帰ることができません。

翌週に前回制作した作品を加工してお持ち帰り頂けます。

写真は、回転台に乗せてまっすぐ立つかチェックをしているところです。

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こちらでは「平盤」と呼ばれる回転台でガラスの底を削って平らをだします。

今では見慣れた皆さんの加工姿も、この時はまだ緊張気味。

台が高速で回転するので、手が滑らないようにしっかり支えています。

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仕上がったら皆さん、この笑顔☆

記念すべき作品第一号です!

毎回少しずつ吹きガラスの技法を学んで、できることを増やしていきます。

初級講座で学ぶことは、その後のガラス制作全てに活かされる基礎技法です。

皆さんも、自分だけのコレクションを制作してみませんか?

 

きららガラス未来館では、吹きガラス初級講座第7期生を募集しております。

詳しくは、「吹きガラス初級講座生募集のお知らせ」をご覧ください☆

ご応募は往復はがきにてお申し込み下さい。

応募締め切りは9月30日(木)当日消印有効です。

何かご不明な点がありましたら、0836-88-0064までお気軽にお問い合わせください。(M)

中級講座(18回目)

中級講座(18回目)

今回は「モール」という金属でできた型に入れて成型する型吹きの技法を学びました。

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モールには様々な種類があって、用途も異なります。

今回、講座生さん達には未来館で最も使用頻度の高い

縦線の形がつくモールを使用してもらいます。(写真手前)

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西川慎先生のデモンストレーションが始まりました!

二回巻きをした後、濡れた新聞紙(紙リン)で形を整えて型に入る大きさかチェックをします。

後で型の中でガラスを膨らませるので、少し余裕が残る程度にしておきます。

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ちょうど良いサイズになったら、よく温めて一度竿を上向きにします。(写真左)

そして、今度は竿を真下に向け型の中に入れ、

様子を見ながら2~3回に分けて息を吹き込みます。(写真右)

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型の中のガラスの様子です。

ギザギザの型に沿って、ガラスが膨らむ様子が見えます。 

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型から取り出すと、ギザギザの模様が付いたガラスになっています。

ガラスにおうとつがついた事で、竿を回すとガラスに当たった光が乱反射して

きらきら輝きます。これには講座生さんも驚いていました。

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型から取り出した後は、外側から力を加えてしまうとせっかく付いたおうとつが

消えてしまうので、紙リンで形を整えることができません。

ガラスの先端にエアーを当てて適度に冷まし、膨らましすぎを防ぎます。

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形を整えポンテをとって、口元を広げると・・・

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ボウルの完成です!

模様は温めすぎたりしてもガラスに馴染んでとれてしまいます。

先生のボウルは、底に型の模様がくっきり残っていますね。さすがです!

 

では、講座生の皆さんもモールにチャレンジです。

 09_11_7.jpgのサムネール画像

型に入れる前のガラスの形は、

少し長めで底にガラスをため過ぎないことがポイントです!

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皆さんできるでしょうか・・・

 

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おーーーー!素晴らしい出来栄えです☆

形も模様もばっちりですね!

同じボウルでも講座生さんによって形が違うのがまた良いですね。

 

残すところ、あと2回で中級講座が終わります。

上級講座まであと少し!この順調な勢いで来週も頑張りましょう☆

また、初級講座生の募集は9月末が締切です。

まだまだ受付中ですので、興味をもたれた方は是非ご見学にいらして下さい。

詳しくはこちらをご覧ください。(M)

吹きガラス初級講座生募集中! ~②~

吹きガラス初級講座生募集中! ~②~

早いもので、9月も二週目を終えようとしています。

今月末に締切の迫った、吹きガラス初級講座生募集情報を

ブログにてお知らせしたいと思います!

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初級講座では、透明のガラスを使って制作をしていきます。

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初めは専用の道具を使って、直接手で触れて作業することが出来ないガラスを

つまんだり引っ張ったりして、ガラスの柔らかさを体感して頂きます。

次にガラスの塊(たまご型のペーパーウェイト)を制作し、

その後塊に息を吹き込み、手のひらサイズのボールを制作します。

たまご型のペーパーウェイトの制作と、息を吹き込む作業は、

吹きガラスで制作をする上でとても基本的な作業で、どんな形を作るにも

必ず通る手順です。

初級講座では、初めてガラス制作に携わる方に西川慎先生・池本美和先生

丁寧に指導して下さいます。

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吹きガラスの基本的な形(グラス・ボウル・花器など)を全20回で学んで、

一人でもガラス制作ができることを目標にしております。

ご自身で制作された作品に、サンドブラストなどの加工をすることもできますよ☆

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初級講座を終えると、中級講座へステップアップし、色を使う練習を経て

更に、上級講座へステップアップします。

上級講座になると、ご自身でデザインされたガラス作品を制作することができます。

koza_2.jpgのサムネール画像

シリーズで揃えて、自分だけのコレクションを制作してみませんか?

現在、きららガラス未来館では、10月11日まで初級講座・上級講座の

作品展を開催しております。ガラスの美しさが素直に出ている作品達を是非ご覧ください。

また、初級講座生第7期生を募集中です。

詳しくはこちら(吹きガラス初級講座生募集)をご覧ください。

皆様のご応募心よりお待ち申し上げております。(M)